個人と市場を近づける、資産運用のためのインターネット銀行


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ソニー銀行は、「フェア」であることを掲げています/代表取締役社長 石井 茂

責任を持って新卒社員を受け入れ、育てられる環境が整った

--ソニー銀行では、2010年4月に第3期生が入社しました。新卒採用をはじめた背景を教えてください。

石井)  新卒採用は、開業して以来ずっと、実現したいと思ってきたことでした。私は、組織が生き生きと活動を続けるためには、新しい知識や視点、問題意識といったものを取り込んでいかなければならないと考えています。また、新卒社員が入ってくることで迎え入れる側の社員も成長します。

このため、できるだけ早く新卒採用をはじめたいと思っていたのですが、そのための体制が整うまで、ある程度の時間が必要でした。人を育成するための手間や時間をかける組織的・経済的な準備が整ってはじめて、新卒採用を行うべきだと判断をしていたのです。

学校を卒業して最初に就職する会社は、その人の人生を大きく左右します。採用するからには、その人を育てることに責任を持たなければなりません。その意味で、新卒採用は非常に重いことです。

--これまでに採用した新卒社員たちは、どんなタイプだと思われますか?

石井)  明るく素直で、勉強熱心だと思います。このような人材が私たちの会社にきてくれたのは、うれしいことです。「安定」を目指して就職するなら、歴史のある企業や規模の大きな企業など、様々な選択肢があります。こうした中で、ソニー銀行のような比較的新しい銀行をあえて選んでくれたのは、私たちのお客さまと同じく、彼らが「自分の意志でものごとを選択し、良い方向に進めていく」という人たちだからでしょう。

お客さまのニーズに応えるための取捨選択

--2010年に開業10年目を迎えました。これまで独自のコンセプトで新しい銀行を立ち上げてきたわけですが、これまでをふりかえるといかがでしたか。

石井)  お客さまの学習速度がとても速いことに驚かされ続けました。たとえば当社が外貨預金を始めたとき、「個人のお客さまはリスクを恐れるから、リスク商品である外貨をインターネットでは購入しないのではないか」と業界関係者からは言われました。実際は、私たちのお客さまは想像をはるかに超えるスピードでどんどん先を行き、サービスの拡充をリードしてくださるほどでした。外貨を使った資産運用において、さらにどんなことができるのか、今でも常に課題として考えています。

しかし、難しいのは、こちらが先回りしていろいろと用意しても、使っていただけないこともあるということです。サービスの中には、コアユーザからなかなか広がっていかないものもあります。お客さまが「あるといいな」と感じることと、実際に利用することの間には、大きな距離があるのですね。お客さまの声にはできる限り耳を傾けていきますが、状況に応じた取捨選択は必要だと考えています。

基本的には、お客さまからのリクエストが多いもの、受け入れていただけるもの、そして「個人のための資産形成・運用銀行」として、お客さまがご自分の資産の使い方を考え、調べて行動するための道具を提供するという、私たちのコンセプトにあうものを提供していく方針です。


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