企業情報

環境

ソニー銀行は、店舗を持たないなどコストを抑えた経営で、金利や手数料などの経済的なメリットはもちろん、環境への取り組み姿勢においても、広くご支持いただける銀行を目指します。

環境方針

理念

ソニーフィナンシャルグループは、事業活動を通じてステークホルダーへの価値提供を図るとともに、持続可能な社会の実現に向けた「ソニーグループ環境ビジョン」を踏まえ、ソニーグループの一員として事業活動および商品・サービスのライフサイクルのあらゆる面で地球環境の保全に配慮して行動します。

指針

  1. ソニーフィナンシャルグループは、事業活動を行うために必要な資源・エネルギーについて、資源リサイクルや省エネルギー等を推進し、全就業者が高い意識をもって環境負荷の低減に努めます。
  2. ソニーフィナンシャルグループは、事業活動を行う上で適用を受ける環境保全に関する関連法規、およびその他の要求事項を遵守します。
  3. ソニーフィナンシャルグループは、環境目的・目標を設定のうえ、環境保全活動を推進するとともに、継続的な改善を行います。
  4. ソニーフィナンシャルグループは、全就業者に対し環境保全活動を周知することにより、業務と生活のさまざまな側面における環境に関する意識の向上を図ります。
  5. ソニーフィナンシャルグループは、環境方針および環境保全への取り組みについて、広報活動を通じて社内外へ公表します。

お客さまとともに取り組む環境保全活動

スマトラ島森林保全プロジェクト

ソニー銀行は2012年9月より、お客さまに口座開設いただくと1口座につき10円を「インドネシア・スマトラ島の森林保全プロジェクト」に寄付しています。
「インドネシア・スマトラ島の森林保全プロジェクト」は、公益財団法人世界自然保護基金ジャパン(WWFジャパン)が行っているプロジェクトで、お客さまの口座開設が森林保全プロジェクトへの支援につながっています。

住宅ローンの本審査書類アップロードによる寄付

住宅ローンの本審査お申し込みに係る書類をアップロードいただくと、お客さまおひとりにつき、50円をソニー銀行が公益財団法人世界自然保護基金ジャパン(WWFジャパン)の「気候・エネルギープロジェクト」の取り組みへ寄付します。
WWFジャパンでは、地球温暖化防止のために企業や自治体への働きかけや国内メディアへの発信、また気候変動に関する国連会議結果の共有などを行っており、こうした取り組みをご支援いただけることになります。

各種手続きのペーパーレス化

ソニー銀行では、インターネット銀行の特性を活かし、お客さまとのお取り引きにおいて、お取り引き伝票や、通帳、商品説明資料、お客さまへの交付帳票など、ウェブサイトでのご案内、電子交付を基本とし、ペーパーレス化を推進しています。

スマホ口座開設

運転免許証またはマイナンバーカードがあれば、専用アプリなどは不要で、スマートフォンからのお手続きだけで申し込みと本人確認が完了します。キャッシュカード受け取り時に本人確認書類の提示が必要なペーパーレス口座開設よりも簡単にキャッシュカードをお受け取りいただけます。

住宅ローン電子契約

紙の契約書では本審査終了後、ソニー銀行がお客さまに書類を郵送、お客さまに署名・捺印をいただいたのちソニー銀行へ返送、という対応を行っていましたが、現在は大半のお客さまに電子契約サービスをご利用いただいています。本サービスにより、数週間を要していた契約手続きが最短で即日完結し、書面の契約書が不要となることでお客さまにご負担いただいていた収入印紙代や印鑑登録証明書の取得、郵送手続きが不要になり、郵送時に排出されるCO2の削減にもつながっています。

投資信託取引報告書などの電子交付

投資信託のお取り引きにかかる各種交付書面を、書面交付に替えてソニー銀行のウェブサイトよりお客さまのパソコンにダウンロードする電磁的方法にて交付するサービスです。電子交付書面は、掲載日より5年間ウェブサイトでご覧いただけます。

ソニー銀行の取り組み

投資を通じた取り組み

ソニー銀行では、グループ共通のESG投資方針に則して、責任ある機関投資家としての責務を果たし、持続可能な社会に貢献できるよう、取り組みを進めています。
また、環境(Environment)・社会(Social)・ガバナンス(Governance)の要素を考慮したESG投融資残高目標を定めています。

ESG投融資残高

目標:2030年度までに 2,500億円
実績:2023年3月末時点 541億円(うち気候変動対応オペの対象投融資 411億円)

2022年度 投資事例

  • 世界銀行が発行するサステナブル・ディベロップメント・ボンド
  • アジア開発銀行が発行するウォーター・ボンド
  • National Australia Bank Limitedが発行するグリーンRMBS
  • 三井不動産株式会社が発行するグリーンボンド
  • アフリカ開発銀行が発行するグリーンボンド
  • 東京電力リニューアブルパワー株式会社が発行するグリーンボンド
  • KDDI株式会社が発行するサステナビリティボンド
  • 北陸電力株式会社が発行するトランジションボンド
  • 日本製鉄株式会社が発行するグリーンボンド
  • 住友不動産株式会社が発行するグリーンボンド

住宅ローンに充当する グリーンボンドの発行

ソニー銀行は、国内銀行初(2022年4月27日野村証券調べ)となる省エネルギー性に優れた建物を対象とした住宅ローンに充当するグリーンボンドを発行しました。今後、こうした取り組みをさらに推進していくための資金調達を目的として「ソニー銀行 グリーンボンド・フレームワーク」を策定しており、グリーンボンドとしての適格性については、株式会社格付投資情報センター(R&I)の第三者評価を受領しています。本グリーンボンドにより調達した資金は、特別金利の対象である「新築ZEHマンション」だけでなく、ZEHやZEH-Mなどの省エネルギー性に優れた建物を対象としており、本グリーンボンドの発行を通じて、低炭素住宅の普及を積極的に推進することで、地球環境の保全に貢献してまいります。

取り組み状況(2023年3月末時点)

資金充当状況レポーティング
グリーンボンド残高 第3回無担保社債 100億円
グリーンボンド残高 合計 100億円
適格プロジェクトへの充当済金額 100億円
未充当残高 0億円
インパクトレポーティング
対象となる建物の認証、基準 融資件数 融資金額 年間CO2削減量
ZEH-M Ready 155件 67億円 695,774kg-CO2/年
ZEH-M Oriented 281件 115億円 352,463kg-CO2/年
436件 182億円 1,048,238kg-CO2/年
グリーンボンド残高(100億円)に相当する年間CO2削減量 575,954kg-CO2/年

年間CO2削減量は設計一次エネルギー消費量をベースとした推計値です。

カーボンオフセット銀行

ソニー銀行はインターネット銀行の特性を活かし、環境負荷軽減の取り組みを進めています。
ソニー銀行は2008年度より、 使用したすべての電力(業務委託分除く)にかかるCO2を100%オフセットしています。2008年度から「グリーン電力証書」の発行を受け、2013年度からは「J-クレジット制度」を活用。2018年からは、「グリーン(熱)証書システム」、 2021年度からは、RE100が認定する非化石証書を活用し、引き続き温室効果ガスの削減に取り組んでまいります。

グリーン(熱)証書購入量

2020年度実績割当量 5,366,984MJ(メガジュール)

FIT非化石証書購入量
  • 2021年度購入量 870,000kWh
  • 2022年度購入量 850,000kWh

住宅ローン書類送付時の紙製ファイルの使用

住宅ローンに係る必要書類は、FSC認証を受けた紙製ファイルを使用しお送りしています。本取り組みによりプラスチック製ファイルの使用が年間約80,000枚削減できるほか、焼却処分時のCO2排出量の削減が期待できます。FSC認証紙は適切に管理された森林の木材を使用して作られた紙素材です。

環境ISO(ISO14001)認証

ソニー銀行は、2008年4月に環境マネジメントシステムの国際規格であるISO14001の認証を取得し、電力やコピー用紙使用量の低減目標値を定めた省エネルギー・省資源活動、事務用品におけるエコ商品比率を高めるグリーン購入の推進などを行っています。

社員一人ひとりの環境保全活動

ソニーグループ全体で海洋プラスチック汚染問題に継続的に取り組む「One Blue Ocean Project」に参加し、全社でプラスチックゴミの削減に取り組んでいます。また、社内帳票の電子化、両面印刷・集約印刷の促進、OA用紙使用枚数の管理など「レスペーパー活動」を実施し、プリントの出力枚数を削減しています。その他リサイクル可能な素材を分別する分別区分を掲示し、ソニー銀行で働く社員はごみの分別回収に協力しています。使用電力の削減、地域のボランティアへの参加など、社員一人ひとりがさまざまな環境負荷軽減の取り組みを主体的に行っています。