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ソニー銀行が取り組むSynecoculture™

ソニー銀行は、生物多様性の増進を目的として、都立日比谷公園(以下 日比谷公園)内のカラーリーフガーデンにおいて、耕起・施肥・農薬を必要としない農法、Synecoculture(シネコカルチャー)を活用した取り組みを株式会社SynecO(以下 SynecO)の協力のもと、実施しています。環境に寄与するSynecocultureについてより多くのかたに知っていただくとともに、社員一人ひとりが生物多様性の価値や持続可能な社会への貢献を考える機会として、花壇づくりを行っています。

ソニー銀行の取り組み

ソニー銀行の社員は、事前にSynecOによる勉強会・ワークショップを通じ、生物多様性や「拡張生態系(*)」について学び、日比谷公園、SynecOの協力のもと、花壇の整備に取り組んでいます。ソニー銀行では引き続き、生物多様性の増進につながる活動を継続して支援していくことで、持続可能な社会への貢献を目指します。

拡張生態系とは、人間活動が積極的に介入することで自然状態を超えて生物多様性を増進し、さまざまな生態系機能や生態系サービスを実現する生態系です。

Synecocultureとは

Synecocultureは、多種多様な植物を混生・密生させ、豊かな生態系をつくりだし、生態系に備わる物質循環などの自己組織化機能を多面的に利用するもので、耕起・施肥・農薬を必要としない農法です。株式会社ソニーコンピュータサイエンス研究所(ソニーCSL)の舩橋真俊研究員によって科学的に定式化・提唱されました。
現在、地球上では史上かつてない速度で野生生物の絶滅が進行しており、その主要因として大小さまざまなスケールで行われている農業による生態系破壊が挙げられます。農業における大量の物質資源の消費は、地球の物質循環を破綻させ、気候変動を引き起こし、生態系を脅かしています。
Synecocultureは、無耕起であることで、土壌炭素の蓄積を促進し、豊かな生態系をつくりだすことで生物多様性の増進につながる取り組みです。
2015年のアフリカ ブルキナファソにおける実証実験では、1年で人為的な砂漠化を逆転し、収益性の高い有用植物の生産を実現しています。また、都市部においては、都市緑化、環境教育、地域創生などへの活用も目指しています。

活動の詳細やSynecocultureについては、ソニーCSLおよび株式会社SynecOのサイトをご覧ください。